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【GTM】指定したPV数で発火するトリガーの設定方法【Cookieを利用】

GA・GTM

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【GTMでPV数をカウントする方法が知りたい人】

考え事をする会社員

「PV数をカウントして、指定したPV数に達したタイミングで発火させるトリガーの設定方法が知りたいなぁ。」

 

こういった疑問に答えます。

この記事を書いている僕は、
元エンジニアで、現在はWebマーケ業界で働いています。

こういった職業柄、普段から
GTMを扱う機会が多いのですが、
今回は、最近要望のあった
指定したPV数で発火するトリガー
の設定方法を解説します。

【GTM】指定したPV数で発火するトリガーの設定方法【Cookieを利用】

【GTM】指定したPV数で発火するトリガーの設定方法【Cookieを利用】

用意するものは、以下の5つ。

  • その①:変数(ファーストパーティCookie)
  • その②:変数(Cookieの詳細情報)
  • その③:タグ(変数の使用・PV数カウント)
  • その④:トリガー(CV計測用)
  • その⑤:タグ(CV計測用)

その①:変数(ファーストパーティCookie)

まずは、ファーストパーティCookie用の変数を作成します。
 
GTMの左のメニューから[変数]を選択し、
ユーザー定義変数の [新規] をクリック。

 

GTMで変数の『新規』をクリック

次に、変数のタイプで
②[ファーストパーティ Cookie] を選び
①[変数名] と ③[Cookie名] を入力します。

 

GTMでファーストパーティCookieの変数を作成

 

ちなみに、この
[変数名] と [Cookie名] の2つは
後から作成するタグで使用するので
それを意識して命名するようにしてください。

全て入力できたら、
右上の [保存] をクリックして
第一ステップは完了です。

その②:変数(Cookieの詳細情報)

次に、Cookieの詳細情報の作成です。
先ほどと同様、GTMの左メニューから
[変数]を選択し、ユーザー定義変数の [新規] をクリック。

変数のタイプで
[カスタム JavaScript] を選び、
変数名(※後から作成するタグで使用)
と、JavaScriptのコードを入力します。

 

Cookie用の[カスタムJavaScript]を作成

入力するJavaScriptコードは、以下のとおり。

 

function() {
  return function (name, value, days) {
    var myDomain = {{Page Hostname}};
    var expires = "";

    if (days) {
      var date = new Date();
      date.setTime(date.getTime() + (days * 24 * 60 * 60 * 1000));
      expires = "; expires=" + date.toUTCString();
    }

    document.cookie = name + "=" + value + expires + "; path=/; domain=."+ myDomain +"; SameSite=Lax";
  }
}

 

こちらも全て入力を終えたら、右上の [保存] をクリックします。

その③:タグ(変数の使用・PV数カウント)

①、②のステップで設定した
2つの変数を使って、
PV数をカウントするタグを作成します。

GTMの左メニューから
[タグ] を選択し、[新規] をクリック。

 

タグの新規作成

タグの種類で ②[カスタムHTML] を選び、
以下のように、①タグの名前③コード を入力します。

 

カスタムHTMLの作成画面

③に入力するコードが、以下のとおり。

 

<script>
  (function(){
    var cookieName = 'pageViewNum_plus1';  //その①で作成した[Cookie名] と同じ値を ' 'の間に入力。
    var pageviewCount = {{Cookie-pageViewCount}};  //その①で作成した[変数名] と同じ値を {{ }}の間に入力。
    var createCookieVar = {{JS-CreateCookie}};  //その②で作成した[変数名] と同じ値を {{ }}の間に入力。
 
    pageviewCount = parseInt(pageviewCount);
    if(pageviewCount >= 2) {
      createCookieVar(cookieName, pageviewCount+1);
    } else {
      createCookieVar(cookieName, 2);  //第3引数で『Cookieの保存日数』を指定可能。(※指定しない場合はセッション単位)
    }
  })();
</script>

 

上記コードの注意点は、緑文字で記載してあります。

すべて入力を終えたら、
④トリガーに [All Pages] を指定し、右上の [保存] をクリックします。

その④:トリガー(CV計測用)

これまでに作成した [変数] と [タグ] を使い、CV測定用のトリガーを作成します。
左のメニューから『トリガー』を選択し『新規』をクリック。

 

トリガーを新規で作成

トリガーの設定画面に移動したら、以下を参考に設定をします。

  • ①:トリガーの名前:任意の名前を入力。
  • ②:トリガーのタイプ:[ページビュー] を選択。
  • ③:トリガーの発生場所:[一部のページビュー] を選び、左から[その①で作成した変数名] [等しい] [発火させたいCV数] の順に入力。

PV数に応じて発火させるトリガーの設定

その⑤:タグ(CV計測用)

最後に、その④で作成したものを
トリガーにしたコンバージョン(CV)タグ
を設定したら完了です。

ここに関しては、それほど難しくはないので割愛します。

【GTMの設定確認】Cookieに格納されたPV数の確認方法【検証ツールを使用】

【GTMの設定確認】Cookieに格納されたPV数の確認方法【検証ツールを使用】

最後に、設定したPV数のカウントが
きちんと行われているかを確認しておきましょう。

GTMの画面右上にある [プレビュー] を選択します。

 

GTMの[プレビュー]を選択

Google Tag Assistantが起動するので
GTMを導入しているサイトのURLを入力し、[Connect] をクリック。

 

Google Tag Assistantのトップページ

すると、先ほど入力したURLのサイトが
別ウィンドウで立ち上がるので、そこで [検証ツール] を起動します。
#右クリックでメニューが開くよ🫰

 

[検証]を選択し、検証ツールを起動

検証ツールを開いたら、
画面上部のメニューから
[Application] をクリックし、
画面左の [Cookies] から
先ほど入力したサイトのURLを選択

 

検証ツールでCookieに格納されたPV数を確認

そうすると上の画面のように、
[Name] の列に“作成したCookie名”、
[Value] の列に“PV数にプラス1した値”
が入っているはず。

あとは、先ほど別ウィンドウで開いた
サイト上で、別のページに遷移する度に
Valueの値が増えていけば正しく設定されています。

#Cookieの[Value]は常に「実際のPV数+1」になる点に注意

設定に問題が無ければ、
最後に [公開] するのを忘れないように注意してくださいね。

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≫ Googleタグマネージャー(GTM)の高度な実践的活用事例|Udemy

 
≫ Udemy(ユーデミー)とは?【特徴や料金、おすすめ講座についても解説】


 

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