【2023年最新】Cookieとは？ ITPによる影響についても分かりやすく解説
マーケティング
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【ITPによるCookieなどへの影響について知りたい人】
「“Cookie”とか“ITP”という用語をここ最近よく聞くようになったけど、ぶっちゃけこれまであんまり詳しく理解していなかったんですよね。。今さらだけど分かりやすく解説してほしい。。」
こういった疑問に答えます。
この記事を書いている僕は、
Webマーケティング業界で
広告運用をメインに活動しているマーケターです。
この記事を読めば、
CookieやITPについて
バッチリ理解できますよ。
Cookieとは？【“ファーストパーティ”と“サードパーティ”の違い】
Cookieとは、
サイトに訪問したユーザーの情報を
一時的に保存する仕組み、
あるいは、その保存された情報のことを指します。
このCookieは
ブラウザに保存されており、
以下の2つの種類に分けられます。
- ファーストパーティCookie：
訪問先のWebサイトと発行元のドメインが一致しているCookie。
例）domain.comのサイトに訪問した際、domain.comから発行されるCookie。 - サードパーティCookie：
訪問先のWebサイト以外のサーバーから発行されたCookie。
例）domain.comのサイトに訪問した際、google.comなど異なるドメインのサーバーから発行されるCookie。
私たちの身近な例でいうと、
サイトの「自動ログイン機能」や、
以前訪れたサイトの商品の広告が
別のサイトでも表示される
「リマーケティング広告」
などで、このCookieが利用されています。
ITPが“Cookie”や“ウェブストレージ”に与える影響について解説
先ほど説明した2つのCookieと
ITPとの関係性について説明していきます。
ちなみにITP
（Intelligent Tracking Prevention）は
AppleのWebブラウザ「Safari」
に搭載されているトラッキング防止機能で、
Apple社が個人のプライバシー保護を目的に
ユーザーのアクセス情報である
Cookieを制限する機能のことをいいます。
現在のバージョンでは
サードパーティCookieが完全にブロック、
ファーストパーティCookieの場合は
有効期限が24時間に制限されています。
また、Cookieが制限されたことで
代替策として利用されていた
ウェブストレージと呼ばれる
「ローカルストレージ」に関しても
有効期限が7日間に制限されています。
| ファーストパーティ Cookie |
サードパーティ Cookie |
ローカルストレージ （Local Storage） |
|
|---|---|---|---|
| 有効期限 | 1日（24時間） | 即時無効 | 7日 |
#厳密には細かな例外もありますが、基本は上記の認識で👌
iOS14からは、“Safari以外のブラウザ”もITPの対象に
先ほど、このITPは
“Safariに搭載されている”
とお伝えしましたが、
なんとiOS14からは
「Google Chrome」や「Firefox」
などの他のWebブラウザも
ITPの対象になっているとのこと。
また、iOS14で動作する
アプリ内ブラウザ全てにITPが適用され、
コミュニケーションツールの「LINE」や
「Twitter」や「Instagram」といった
SNSでも、ITPによる影響を受けることになります。
日本ではiPhoneユーザーが
かなりの割合を占めるので
何かしらの対策を迫られるでしょう。
【ITP】“WEB広告”への影響は？
最後に、ITPが “WEB広告” に与える影響を確認しておきましょう。
結論、大きく以下の2つ。
- 影響①：リマーケティング（リターゲティング）広告の配信数が減少
- 影響②：コンバージョン（CV）数の減少
影響①：リマーケティング（リターゲティング）広告の配信数が減少
繰り返しお伝えしているように、
ITPの影響によって
サードパーティCookieが無効化、
また、ファーストパーティCookieや
ローカルストレージも保持期間が制限
されてしまう為、配信先のリスト数減少に繋がります。
よってそれが直接
広告の配信数減少に繋がるというわけです。
影響②：コンバージョン（CV）数の減少
こちらもCookieや
ローカルストレージの
保持期間が影響しています。
広告をクリックしたユーザーが
その日のうちにCVまで
至ってくれれば良いですが、
ほとんどのユーザーは
色んな商品・サービスを比較するため、
広告をクリックしてから数日後に
CVに至るというケースも多くあります。
それにより、CVに至る頃には
Cookieの有効期限を過ぎており、
たとえ広告経由のCVであっても
広告の成果としてカウントされないというわけです。
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いかがでしたでしょうか。
少しはCookieやITPについて
理解が深まっていましたら幸いです。
この話題は前提知識が無いと
本当の意味で理解するのは難しいので、
一発で理解できなくても焦らず
徐々に理解を深めていきましょう😌
今回紹介したCookieに関して、
Chromeの検証ツールを使って
実際に確認する方法を
以下の記事で解説しているので、
もし興味のある方は
こちらも合わせてご覧ください。
#該当箇所は記事の後半にあるよ🫰
>>【GTM】指定したPV数で発火するトリガーの設定方法【Cookieを利用】
【GTM】指定したPV数で発火するトリガーの設定方法【Cookieを利用】
GTMを使った『指定したPV数で発火させるトリガー』の設定方法が知りたいですか？本記事では、GTMでCookieを利用してPV（ページビュー）数を計測し、その数に応じて発火するトリガーの設定方法を解説しています。GTMでPV数をカウントする方法が知りたい方は必見です。
参考記事：
>> ITPがWeb広告に与える影響とは？影響範囲や対策を解説
>> ITPとは？Cookie規制？要点を絞って分かりやすく解説！
参考動画：
