【2022年最新版】Google広告のフレーズ一致について解説【現役マーケターが語る】
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※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
【フレーズ一致について知りたい人】
「リスティング広告で使われるキーワードのマッチタイプの1つ“フレーズ一致”の最新の情報が知りたいなぁ。」
こういった疑問に答えます。
この記事を書いている僕は
Webマーケティング業界で働いている
現役のマーケターで、日頃から
Google広告などのWeb広告を運用しています。
今回はそんな僕が、
2021年にアップデートされたばかりの
キーワードのマッチタイプの1つ
“フレーズ一致” の最新情報をまとめました。
この記事を読めば、
あなたのフレーズ一致の知識を
最新のものにアップデートできますよ。
Google広告のフレーズ一致について解説【記号, 語順, 部分一致・完全一致との違い, etc.】
Google広告が、2021年7月に
絞り込み部分一致を廃止し、
フレーズ一致に統一するという
アップデートを実施したことにより、
フレーズ一致の挙動がこれまでとかなり変わりました。
本記事ではそれに伴う影響を、以下の5つに分けて解説します。
- その①:フレーズ一致を表す“記号”は?【従来のものから変更なし】
- その②:フレーズ一致に“語順”は関係ある?【どちらとも言える】
- その③:フレーズ一致の“類似パターン”の扱いは?
- その④:フレーズ一致の“部分一致”や“完全一致”との違い
- その⑤:フレーズ一致を“除外キーワード”として使った場合の挙動
その①:フレーズ一致を表す“記号”は?【従来のものから変更なし】
フレーズ一致に使われる記号ですが、
結論これまでと変わらず、半角のダブルクオーテーション(””)で囲います。
他のマッチタイプで使われる記号も
以下のように、これまでと特に変わりはありません。
- 部分一致:記号なし(※何も囲わない)
- 完全一致:角括弧 [] で囲う
その②:フレーズ一致に“語順”は関係ある?【どちらとも言える】
これまでのフレーズ一致は、
キーワードとして設定した語順で
検索されないとヒットしませんでしたが、
語順が前後しても意味が変わらない場合
には検索にヒットするようになりました。
逆に、語順が変わることで意味も変わる場合には、検索にヒットしません。
このあたり、具体例を交えて解説します。
フレーズ一致の『引っ越し』に関する具体例
例えば、キーワード
『引越し 東京から 神奈川まで』
をフレーズ一致で登録したとします。
この場合、今までは
絞り込み部分一致でしかヒットしなかった
『東京から 引越し 神奈川まで』などの
語順の入れ替わった検索クエリにも
ヒットするようになりました。
引用元:Google広告ヘルプ
ただし、先ほども説明したように、
『神奈川から 東京まで 引っ越し』などの
語順が変わることで意味も変わる
検索クエリには広告は表示されません。
その③:フレーズ一致の“類似パターン”の扱いは?
改めてですが、新しいフレーズ一致の特徴が以下のとおり。
- キーワードと同じ意味の内容を含む検索が表示される。
- 文言に差があっても同じ意味に解釈できる検索は表示される。
- キーワードよりも具体的な情報を追加した検索も表示される。
よって、類似パターンに関しても、
検索クエリにその設定キーワードの意味
が含まれるのであれば、ヒットすると言えるでしょう。
その④:フレーズ一致の“部分一致”や“完全一致”との違い
部分一致と完全一致の
それぞれの定義を理解すれば、
フレーズ一致との違いも見えてきます。
“部分一致” の特徴とフレーズ一致との違い
部分一致の定義が以下のとおり。
指定したキーワードに関連する内容の検索が広告の表示対象となり、これには、キーワードの語句そのものは入っていない検索も含まれる。
また、部分一致では、
的確な広告を表示するために、
以下の情報も考慮される場合があるとのこと。
- ユーザーの最近の検索内容
- ランディングページ(LP)のコンテンツ
- 広告グループ内の他のキーワード(※キーワードの意図を詳しく把握するため)
よって、フレーズ一致との違いは、
キーワードと『同じ意味』なのか、
『関連する内容』なのか、だと言えるでしょう。
“完全一致” の特徴とフレーズ一致との違い
完全一致の定義が以下のとおり。
キーワードと全く同じ意味または意図の検索が、広告の表示対象となる。
たまに勘違いされますが、
キーワードと一言一句同じでなくても、
同じ意味 or 意図の検索であれば検索にヒットします。
よって、フレーズ一致との違いは、
『同じ意味の内容を含む』なのか、
『全く同じ意味の内容』なのか、だと言えます。
≫ 参考:キーワードのマッチタイプについて|Google広告ヘルプ
その⑤:フレーズ一致を“除外キーワード”として使った場合の挙動
これはフレーズ一致だけでなく
他のマッチタイプにも言えることですが、
設定キーワードと除外キーワードとでは
マッチタイプ毎の挙動が異なります。
このあたりの詳細に関しては
別の記事で解説しているので、
気になる方は以下の記事を参考にしてください。
≫【広告運用者必見】除外キーワードのマッチタイプの違いを解説【Google広告・Yahoo広告】
【広告運用者必見】除外キーワードのマッチタイプの違いを解説【Google広告・Yahoo広告】
除外キーワードのマッチタイプ毎の違いを知りたいですか?本記事では、Google広告をはじめとするリスティング広告で使われる除外キーワードが、マッチタイプ毎に挙動がどう違うのかを具体的を交えながら解説しています。Web広告に携わっている方はぜひご覧ください。
というわけで、今回は以上です!
このマッチタイプの理解は、
特に広告を運用する人は必須なので、
ぜひ本記事を有効活用していただければ幸いです。