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【知らないと損】Googleスプレッドシートの関数まとめ【20種類に厳選】

マーケティング

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【スプレッドシートの関数が知りたい人】

考え事をする会社員

「実務で使えて、生産性が爆上がりする、スプレッドシートの関数が知りたいなぁ。」

 

こういった方向けの記事です。

この記事を書いている僕は、
本業でWebマーケ会社に勤務しており
日頃からスプレッドシートを扱う機会が非常に多いです。

今回はそんな僕が
実務で使えるスプレッドシートの関数を
厳選して20種類ご紹介します。

生産性が爆上がりする便利な関数が
新たに見つかるかもしれないので、
ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

Googleスプレッドシートの関数20選

Googleスプレッドシートの関数20選

今回紹介する関数が、以下のとおり。

その①:SUM関数【合計】

1つ目は、皆さんご存知のSUM関数
指定した範囲内の『合計』を計算する関数です。

=SUM(範囲を指定)

『複数範囲』を指定することも可能

このSUM関数を使う際、
範囲の指定を一箇所しかしていない
という方がほとんどかと思いますが、
実は複数範囲の合計を出すことも可能。

これだけだと伝わらないかもなので
具体例をお見せすると、例えば以下のような場合。

スプレッドシートでのSUM関数の説明

上記の画面で
『A列とC列の合計』を出したい場合
皆さんならどうやって計算しますか?

考える人

「A列とC列の合計をSUM関数で出して、それぞれの合計を求めたセルを足すかなぁ。」

 

、、このように考えたそこのあなた!
 
実は、B6のセルに
以下の式を入れるだけで
一発で合計を求めることができます。

=SUM(A1からA3を指定,C1からC3を指定)

 

上記のように『,(カンマ)』を使い、
値(引数)を複数渡すのがポイント。

このような複数範囲の指定
他の関数でも使えることがあるので、
こういった指定の仕方があることは
覚えておくと良いでしょう。

その②:AVERAGE・AVERAGEA関数【平均】

続いては、
AVERAGE関数AVERAGEA関数

指定した範囲の平均を求めることができます。

記述の仕方としては、以下のとおり。

 

=AVERAGE(範囲を指定)
=AVERAGEA(範囲を指定)

『AVERAGE』関数と『AVERAGEA』関数の違いは?

結論、
文字列・論理値・空のセル
の処理の仕方が異なります。

具体的には、以下のとおり。

  • AVERAGE関数:文字列、論理値(TRUE・FALSE)、空のセル、全てを無視
  • AVERAGEA関数:文字列とFALSEを0、TRUEは1空のセルは無視

average・averagea関数の説明

その③:MAX・MIN関数【最大値/最小値】

こちらは、指定した範囲内の
最大値最小値を求める関数。

式は以下のとおり。

 

=MAX(範囲を指定)
=MIN(範囲を指定)

その④:COUNT・COUNTA・COUNTBLANK関数【セルの数】

次は、特定の条件を満たした
セルの数をかぞえる関数。

3つの違いと式の書き方、
実際の表示結果が以下のとおり。

  • COUNT関数数値の入っているセルの数
  • COUNTA関数:数値、文字、論理値の入っているセルの数
  • COUNTBLANK関数:空のセルの数
=COUNT(範囲を指定)
=COUNTA(範囲を指定)
=COUNTBLANK(範囲を指定)

 

COUNT・COUNTA・COUNTBLANK関数の説明画面

※いずれの関数も、K列の1~4行目のセルを選択。

その⑤:RANK関数【順位】

順位を求める関数。

C列(順位のセル)に記述したコードと
その実行結果が以下のとおり。

=RANK(順位を求めたいセル,比較する範囲)

 

RANK関数の説明画面

おまけ:順位を点数の『低い順(昇順)』にする方法

上記のように、
デフォルトでは点数が高い順
に順位が付けられるのですが、
これを点数が低い順にすることも可能。

その方法が以下のように、
関数の3つ目の引数に『1』を記述するというもの。

 

=RANK(順位を求めたい『点数のセル』,比較する点数の範囲,1)

 

RANK関数(点数の低い順)の説明

そうすることにより、上記のように
点数の低い順に並び替えることができます。

その⑥:ROUND・ROUNDUP・ROUNDDOWN関数【四捨五入/切り上げ/切り下げ】

指定のケタを四捨五入、または切り上げ・切り下げする関数。

記述の仕方は以下のとおり。

 

=ROUND(四捨五入する値のセル,四捨五入する『位の数』)
=ROUNDUP(切り上げる値のセル,切り上げる『位の数』)
=ROUNDDOWN(切り下げる値のセル,切り下げる『位の数』)

 

上記の『位の数』に関しては、
下記の一覧を参考にしてください。

  • 1,000の位を四捨五入:-4
  • 100の位を四捨五入:-3
  • 10の位を四捨五入:-2
  • 1の位を四捨五入:-1
  • 小数点第1位を四捨五入:0
  • 小数点第2位を四捨五入:1
  • 小数点第3位を四捨五入:2
  • 小数点第4位を四捨五入:3

その⑦:IF関数【条件分岐】

指定した条件を
”満たした場合(TRUE)”と
”満たさなかった場合(FALSE)”
とで出力結果を出し分ける
関数。

関数の記述とその結果が、以下のとおり。

 

=IF(条件式,TRUEの場合に表示する値,FALSEの場合に表示する値)

 

IF関数の説明

ちなみに、C3のセルに記述したのが以下の式。

 

=IF(B3>=70,"合格","不合格")

『文字列』を値に指定する際の注意点【””で必ず囲いましょう】

上記の式を見て気付いたかもですが、
『合格』や『不合格』などの
いわゆる文字列を指定する場合には
半角のダブルクオーテーション(””)
で囲う必要があります。

数字の場合には囲う必要は無いですが、
文字列の場合にはこちらを守らないと
エラーになるので注意してください。

その⑧:SUMIF関数【条件を満たしたものの合計】

よく使用する場面が、以下の2パターン。

  • パターン①:指定した値より大きいor小さいものを合計
  • パターン②:指定した文字列に該当するものを合計

パターン①:指定した値より大きいor小さいものを合計

関数の記述とその結果が、以下のとおり。

 

=SUMIF(合計する値の範囲,"条件式")

// D2のセルの記述
=SUMIF(B2:B6,">=100")

 

sumif関数の説明

パターン②:指定した文字列に該当するものを合計

例えば以下の画像のように、組ごとの合計を出す場合。

 

sumif関数の説明(指定した文字列に合致する場合に合計)

関数の記述は、以下のとおりです。

 

=SUMIF(条件と比較する範囲,"条件(文字列)",合計する値の範囲)

// J2のセルの記述
=SUMIF(G2:G6,"1組",H2:H6)

SUMIF関数の注意点【条件式を””で囲う】

先ほど紹介したIF関数とは違い
このSUMIF関数は、
条件式を文字列か否かを問わず
半角のダブルクオーテーション(””)
で囲う必要があるので注意が必要です。

その⑨:COUNTIF関数【条件を満たしたセルの数】

関数の記述と実行結果が、以下のとおり。

 

=COUNTIF(範囲を指定,"条件")

 

countif関数の説明

こちらもSUMIF関数と同じように、
条件式を『””』で囲うことを
忘れないように注意してください。

その⑩:AVERAGEIF関数【条件を満たしたものの平均】

こちらもSUMIF関数と同じように、
引数が2つの場合と3つの場合の
以下2パターンの書き方が存在します。

 

// 引数が2つの場合
=AVERAGEIF(平均を求める値の範囲,"条件")

// 引数が3つの場合
=AVERAGEIF(条件と比較する範囲,"条件",平均を求める値の範囲)

その⑪:IFERROR関数【エラーが出た場合の処理】

指定した計算式などで
エラーが出た場合の処理を指定する関数。

例えばよくあるのが、以下のような事例。

iferror関数の説明①

上記のC3のセルのように、
0で割る状況がどうしても生まれる時に
非常に便利なのがこのIFERROR関数。

これを下記の記述に変えることで
下の画面のようにエラーが出なくなります。

 

=IFERROR(条件,"エラーが出た場合の処理")

// C3のセルの記述
=IFERROR(B3/A3,"¥0")

 

iferror関数の説明②

その⑪:AND・OR関数【条件を満たすかどうか判定】

2つの関数の特徴が、以下のとおり。

  • AND関数:条件を全て満たせばTRUE、ひとつでも満たさなければFALSE
  • OR関数:条件をひとつでも満たせばTRUE、全て満たさなければFALSE

関数の記述方法は以下のとおりです。

 

=AND(条件1,条件2,...)

=OR(条件1,条件2,...)

その⑬:ROW関数【行番号を取得】

入力したセルの行番号を取得する関数で、
以下のように通し番号を付けたい場合に便利。

 

row関数の説明

その⑭:CONCATENATE関数【文字列を結合】

引数として渡した文字列を結合してくれる関数。

記述方法と表示結果は、以下のとおりです。

 

=CONCATENATE(文字列1,文字列2,...)

// B2のセルの記述
=CONCATENATE("""",A2,"""")

// C2のセルの記述
=CONCATENATE("[",A2,"]")

 

concatenate関数の説明

その⑮:SPLIT関数【テキストを分割】

指定した区切り文字でテキストを分割する関数。

記述方法と反映結果は、以下のとおり。

 

=SPLIT(分割したいテキスト,"区切り文字")

// B2のセルの記述
=SPLIT(A2,"/")

 

split関数の説明

その⑯:UNIQUE関数【重複データを除外】

指定した範囲内の重複したデータを除外
ユニークなデータのみにする関数。

関数の記述とその実行結果が、以下のとおり。

 

=UNIQUE(範囲を指定)

// I1のセルの記述
=UNIQUE(F1:G6)

 

unique関数の説明

その⑰:FILTER関数【条件を満たしたデータを取得】

範囲内から条件に合致したデータを取得する関数。

関数の記述とその実行結果が、以下のとおり。

 

=FILTER(範囲,条件1,...)

 

filter関数の説明

条件の指定の仕方が、
単一行or単一列にしないといけないなど
少しややこしい部分があるので注意です。
(※エラー文を読めば簡単に解決できます😌)

その⑱:TRANSPOSE関数【行と列を入れ替え】

指定した範囲の行と列を入れ替える関数。

関数の記述とその実行結果が、以下のとおり。

 

=TRANSPOSE(範囲を指定)

 

transpose関数の説明

その⑲:EXACT関数【2つの文字列が同一か判定】

指定した2つの文字列が
同一かどうかを判定してくれる関数。

関数の記述方法とその実行結果が、以下のとおり。

 

=EXACT(文字列1,文字列2)

 

exact関数の説明

その⑳:LEN関数【文字数】

指定したテキストの文字数を求める関数。

記述方法とその実行結果が、以下のとおり。

 

=LEN(文字数が知りたいテキスト)

 

len関数の説明

まとめ:スプレッドシート関数の復習とおすすめ教材

まとめ:スプレッドシート関数の復習とおすすめ教材

今回紹介した関数が以下の20種類。

今回紹介したものは
まだまだほんの一部ですが、
これらを使えるようになるだけでも
かなり作業が効率化されるので、
このページをブックマークして
少しずつ覚えていきましょう。

今後便利な関数を見つけたら、随時追加していきます。

【無料】スプレッドシート関数のおすすめ教材

また、今回紹介した関数の一部を
動画で学べる無料の教材があるので、
興味のある方は是非こちらも観て理解を深めてください。

≫ スプレッドシートの基本的な関数を短時間で学習|Udemy

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