【CSSとは違う!?】Sassのコメントアウトについて解説【全3種類】
Web制作・プログラミング
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【Sassのコメントについて知りたい人】
「Sassのコメントアウトってどうやって書くんだろ。CSSとの違いもあれば知りたいな。」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
この記事を書いている僕は、
過去にWeb制作会社で
エンジニアとして働いており、
現在も日頃からSassを使って
コーディングをしています。
そんな僕が、
Sassのコメントアウトの種類と
それぞれの特徴について解説します。
読み終える頃には
Sassのコメントアウトについて
ひと通り理解できる、
そんな記事になっているので
安心して読み進めちゃってください。
Sassのコメントアウトについて解説【全3種類】
CSSで使うコメントは
『/* */』の形式の1種類のみですが、
Sassにはプラスでもう2種類あります。
それが全部で
下記の3種類です。
- 種類①:1行コメント
- 種類②:CSSと同じ通常のコメント
- 種類③:outputStyleが『compressed』でも残るコメント
順番にみていきます。
種類①:1行コメント
こちらは
JavaScriptでも使われる
スラッシュ2つ『//』
の形式のコメントです。
この1行コメントの特徴が
下記の2点です。
- 『//』の後の1行のみがコメントとしてみなされる
- CSSでは使えないので、コンパイル後は削除される
上記にもあるように
『//』の後の1行のみを
コメントとしてみなすので、
複数行で使いたい場合には
その行の先頭に毎回
スラッシュ2つ『//』を
記述しないといけません。
種類②:CSSと同じ通常のコメント
次に、
CSSと同じ『/* */』で囲う形式
のコメントです。
こちらの形式のコメントは
先ほどの1行コメントとは違い、
基本的にコンパイル後も残るのが特徴です。
ただし
「基本的に」と書いたのは、
コンパイル時のoutputStyleが
「compressed」だと残らないためです。
※SassのoutputStyleについては
下記の記事で解説しています。
≫ SassのoutputStyleについて徹底解説【全4種類】
SassのoutputStyleについて徹底解説【全4種類】
Sassをコンパイルした際に書き出されるCSSの形式『outputStyle』について知りたいですか?本記事では、そのoutputStyleの種類や特徴、またそれぞれの使い分けについて解説します。SassのoutputStyleについて知りたい人は是非ご覧ください。
種類③:outputStyleが『compressed』でも残るコメント
最後の3つ目が、
outputStyleが『compressed』
の場合でも残る
『/*』の直後に『!』を書く形式
のコメントです。
こちらそもそも
outputStyleをcompressed
にしている時点で、
CSSファイルの中身を確認することは
あまり無いと思うので、
使う機会自体は少ないのかな
という感じがしています。
body {
/*! コメント */
color: gray;
p {
color: black;
}
}
上記のコードをコンパイルすると、
body{/*! コメント */color:gray}body p{color:black}
このように
『/*』の直後の『!』もそのまま残ります。
3種類のSassのコメントアウトの使い分け
最後に
3種類それぞれの
コメントアウトの使い分けですが、
下記の方法が一般的です。
- コンパイル後もコメントを残したい →『/* */』の形式を使用
- コンパイル後はコメントを削除したい →『//』の形式を使用
- compressedにしているがコメントを残したい →『/*! */』の形式を使用
使用する状況に応じて、
ベストなコメントアウトを使い分けてください。